デイサービスの看護師の仕事内容。入浴可否の判断と一人配置の実態

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更新日:2026.08.10

デイサービスの看護師の仕事内容。入浴可否の判断と一人配置の実態

デイサービス(通所介護)は、利用者が日中に通って入浴・食事・機能訓練などのサービスを受ける施設です。日勤のみ・土日休みの求人が多く、生活リズムを優先したい看護師に選ばれやすい職場ですが、看護師が一人という体制も珍しくありません。この記事では、その実際を解説します。

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デイサービスと他の介護施設の違い

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デイサービス入所系施設(特養・老健など)
利用形態日中のみ通所。夕方には帰宅入所して生活
勤務時間日勤のみ。夜勤なし夜勤あり
看護師の配置1名のことが多い複数名
医療的ケア限定的。処置の必要な方は事前に把握できる看取りを含め幅広い
利用者の状態比較的自立度が高い方も多い要介護度が高い傾向

入所系施設については介護施設の看護師の仕事内容、住宅型についてはサ高住の看護師で解説しています。

1日の流れ

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時間帯主な業務
朝(送迎前後)利用者の到着、バイタル測定、体調確認
午前入浴の可否判断、入浴前後の観察、服薬確認
食事の見守り、食後の与薬、口腔ケアの支援
午後レクリエーション・機能訓練の見守り、処置(必要時)、記録
夕方送迎前の最終確認、家族への申し送り事項の伝達

業務の中心は「入浴の可否判断」

デイサービスの看護師業務で最も責任が重いのが、その日入浴してよいかどうかの判断です。入浴は身体への負担が大きく、血圧の変動や心疾患のある方では急変につながる可能性があります。

  • 血圧・脈拍・体温の測定値をもとに判断する
  • 普段の値との差を見る(基準値内でも、その人にとって高い/低い場合がある)
  • 顔色、食欲、会話の様子など、数値以外の情報も合わせる
  • 判断に迷う場合は、部分浴や清拭に切り替える選択肢を持つ
  • 中止した場合は、理由を家族へ伝える

この判断を看護師が一人で担う施設が多い点が、デイサービスの特徴でもあり負担でもあります。医師が常駐しておらず、その場に相談できる同職種がいないためです。協力医療機関にすぐ連絡が取れる体制があるかは、応募前に必ず確認しておきたい項目です。

その他の主な業務

  • 服薬管理 — 家族が持たせた薬の確認と与薬
  • 処置 — インスリン注射、褥瘡処置、軟膏塗布など(利用者による)
  • 家族との連絡 — 連絡帳への記入、体調変化の報告
  • 介護職への助言 — 医療的な視点からの相談対応
  • レクリエーションの補助 — 施設によっては参加を求められる
  • 送迎の同乗・運転施設によっては業務に含まれる

最後の2つは、応募前に確認しておきたい項目です。特に送迎の運転は、求人票に明記されていないまま入職後に判明することがあります。

働くメリットと大変な点

メリット

  • 日勤のみ・夜勤なしで、生活リズムが安定する
  • 日曜休みの施設が多く、家庭と両立しやすい
  • 利用者の状態が比較的安定しており、急変の頻度が低い
  • 同じ利用者と長く関われる
  • ブランクからの復職先として選ばれることも多い

大変な点

  • 看護師が一人のため、判断を相談できる相手がいない
  • 入浴可否の判断に責任が集中する
  • 医療技術を高める機会は少ない
  • 介護職との連携が必須で、伝え方に配慮が必要
  • レクリエーションや送迎など、看護以外の業務が含まれることがある

給料の目安

夜勤がないため、病棟勤務と比べて総支給額は控えめになる傾向があります。一方で残業が少なく、勤務時間が読みやすい点は生活面での価値があります。オンコールがない施設も多く、その分は手当がつきません。

給与の内訳の考え方は看護師の手当の種類と相場、年収の構造は看護師の平均年収で解説しています。

転職前に確認しておきたいこと

  1. 看護師の配置人数 — 一人か、複数か。一人の場合、休みの日はどう回すか
  2. 協力医療機関との連携体制 — 判断に迷ったとき誰に相談できるか
  3. 送迎業務の有無 — 運転が必須かどうか
  4. レクリエーションへの関与度 — 企画まで担当するのか、見守りのみか
  5. 利用者の要介護度と定員 — 医療的ケアの必要な方が何名いるか
  6. 営業日 — 日曜休みか、年末年始の扱いはどうか

デイサービスの看護師に関するよくある質問

Q. 未経験でも転職できますか?

可能です。高度な医療処置は少なく、病棟経験があれば適応しやすい職場です。ただし医師が常駐しない環境で一人で判断する場面があるため、一定の臨床経験があるほうが安心して働けます。

Q. ブランクがあっても働けますか?

日勤のみで急変頻度も低いため、復職先として選ばれることの多い職場です。ただし看護師一人配置の施設では、入職直後から単独で判断を求められます。複数名体制の施設を選ぶほうが、復職直後の負担は軽くなります。ブランクのある看護師の復職ガイドもご覧ください。

Q. 看護技術が落ちませんか?

点滴や採血の頻度は病院より確実に少なくなります。将来的に病棟へ戻る可能性がある場合は、その点を考慮する必要があります。一方、高齢者の全身状態の観察力は確実に鍛えられ、訪問看護や介護施設への展開はしやすくなります。

Q. 介護職との関係で気をつけることはありますか?

デイサービスは介護職が中心の職場で、看護師は少数派です。「指示する」より「一緒に考える」姿勢が信頼関係の土台になります。医療用語を避けて具体的に伝える工夫も有効です。

Q. 子育て中でも働きやすいですか?

日勤のみ・日曜休みという条件から、両立しやすい職場のひとつです。ただし看護師が一人の施設では、子どもの急病で休みにくいという現実があります。複数名体制か、休みの日の代替体制があるかを確認しておきましょう。子育て中の看護師が転職しやすい職場もあわせてご覧ください。

まとめ

デイサービスは日勤のみで生活リズムを保ちやすい職場ですが、入浴可否の判断を看護師が一人で担う責任があります。配置人数と相談体制、送迎業務の有無を確認したうえで選びましょう。

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